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パク・ヨンハ『オンエアー』2/3 私は視聴率、あなたは作品に深みを求めるから。

On Air オリジナル・サウンドトラック Part2


オ・スンア(キム・ハヌル)有名女優
ソ・ヨンウン(ソン・ユナ)人気脚本家
イ・ギョンミン(パク・ヨンハ)新人監督

印象的なセリフを抜き出してみます。ト書きがないので様子が分からないかも!? 視聴率をたたき出す人気脚本家と、新人監督が組んで、新ドラマをやろうかというところです。その企画の段階から意見がぶつかりあってしまい、なかなか始動できません。ぶつかりあっているのはこの2人だけでなく、あちこちで火花を散らしていますが。私なりに思ったことなども、ついでに書き加えてみました。

監督「“名ゼリフ”のオンパレードだ」
作家「ドラマで大切なのはセリフだわ
    ヘタなセリフより名ゼリフがいいに決まってる」
監督「なんてことない ひと言が
    状況次第では 名ゼリフになる
    あなたの“名ゼリフ”は実生活じゃ使わない」
作家「そんなことないわ 使うわ
    具体的には?」
監督「“私の心はテイクアウトできない”
    “私の愛はダウンロード中”
    “あなたの愛はフリーズした”
    “君は俺の心から消去された”
    鳥肌が立つね
    聞いてるだけで赤面しちゃうよ」


実生活じゃ使わない名ゼリフは洋画でよく観るような・・。状況に即していれば(その映画やドラマのなかに馴染んでいれば)それほど気にならないです。実生活じゃ使わない名ゼリフが悪いというよりも、状況に即していないことが気恥ずかしさの原因!?

スンア「財閥、シンデレラ、出生の秘密・・・・
     毎回同じ内容ね」
作家「あなたにはそう見えた?」
スンア「いいえ 見てないの 母に聞きました
     私はアメリカのドラマが好きなので
     先生は 見てないのね
     勉強しないの?
     アメリカのドラマに財閥は出ないわ」
作家「アメリカのドラマにも出てるわ
    内容までは見てないようね
    出てるけど アメリカの俳優は
    演技が上手だから 気づかないだけ
    長ゼリフはアドリブにする誰かとは違うの
    あなた それでも女優なの?
    外見だけを求めるなら
    ホステスのほうが よっぽどきれいだわ」

作家「有名女優で視聴率を取れる時代は終わったの
    脚本も俳優も一流じゃなきゃ
    視聴率は取れないわ」


他に、「復讐劇はくだらない」とも監督が言っていますけど、設定のための設定になっていれば、どんな劇でも「くだらない」です。財閥、シンデレラ、出生の秘密も然りで。そのドラマなりの必然性があれば、財閥が出て来ようと、出生の秘密が隠されていようと、シンデレラ・ストーリーであっても、私は問題ないと思います。設定を観ているわけじゃないから。最終的には設定は消えるべきだし、消えないと、その作品は失敗しています。

ざーっと韓国ドラマを見てゆくと、確かに、こういった設定に寄りかかってしまっている作品にも、いくつか当たってしまうことも。だからといって、財閥、シンデレラ、出生の秘密が悪いということにはならないです。

作家の言う「有名女優で視聴率を取れる時代は終わったの」、これはそのとおりだと思いました。スマップが出ているのに視聴率がとれない、とか、日本も、同様ですね。

作家「そんな暗いだけのドラマ 誰も見ないわよ」
監督「でも深みは必要だ」
作家「深みって何?
    新人のあなたには分からないでしょうけど
    分かりやすくしないと数字は取れないの」
監督「でも数字がすべてじゃない」
作家「すべてよ」
監督「さっきの企画案なら演出の入る余地がある
    1人でやりたいなら小説でも書けば?」

作家「ヒロインが脳天気だと深みがない?」
監督「そうは言ってない
    ヒロインの内面を描けば深みは出る」
作家「単純明快で それでいて感動的なのに
    どこを直せと?」
監督「うつ病を患った精神科医と財閥の恋愛が感動的だと?」
作家「私はいいの
    大事なのは視聴者の感想よ」
監督「ただ面白くさえすればいい?
    脚本家の発言とは思えない
    ただの金儲けですか?」

作家「なにから始める?
    “いいドラマの条件”でも話し合う?
    あなたの趣味は? どんなドラマがやりたい?」
監督「うつ病の精神科医が財閥と恋愛しない話」
作家「どうして?」
監督「新しいから
    今までにない内容だ」
作家「惑星から脱出する話は?
    オール宇宙ロケよ
    今までにない内容でしょ?」

作家「いいドラマの条件は?
    難しいドラマ?
    数字の取れないドラマ?」
監督「一貫性があり面白く メッセージ性の強いドラマ」
作家「(過去に)あなたの作ったドラマとは大違いね」

作家「うつ病の話をどう広げろって言うのよ」
監督「外国の脚本家なら いくらでも上手に書きますよ」
作家「新人監督は うわべだけを飾りたがるの
    うつ病がカッコいい?
    ネットで調べた医学知識をひけらかして
    安っぽい恋愛は抜きで 編集を派手にすれば
    “深みのある新人監督だ” そう言われるって?
    でもそんなドラマ年配の人にはウケない
    なんのために複雑にするのよ
    若者を対象にしたら深いドラマなの?」

監督「なんでぶつかるのかな」
作家「私は視聴率 あなたは作品に深みを求めるから」
監督「内容にこだわると数字は取れない?」
作家「最近はね
    くだらないって文句は言うけど
    結局好きなのよ おかげで助かるわ」
監督「だからドラマ離れが進んでるんだ」
作家「それは私のせい?」
監督「トレンディーものはやめて色を変えてみたら?」
作家「お決まりのパターンに少々のスパイスでいいの」


この一連のセリフは笑ってしまいます。作家の言うことは現実に、まさに、そのようになっている、と私は思うけど。

監督の言うことは正論に見えるのだけど。たとえば、今までに「ある」内容という法則をはずすと、今までに「ない」内容という法則に捕まってしまいます。法則をはずすと別の法則に捕まってしまうのです。内側から出ると、外側に入ってしまう、つまり「出る/入る」にこだわるかぎり、永遠に出ることはできないという捕まり方です。じじつ、これほどぶつかりあって、ようやく見つけ出したドラマの企画が、知的障害者を扱ったものに決定、しかし、その中身は、いじめ、遺産相続、恋愛などなど、察するに、今までにある内容となっているのでは?

私は、作家のセリフというか考え方に、多く共感しました。
でも監督の言うことも分かります。法則はともかくとして、視聴率をたたき出す才能ある人気作家が、過去に5作やって、ルーチンワークになってやしないか? という問いが、監督の側からつねに発せられていたように見受けられるので。ようするに監督が言いたいのは、1作、1作、気持ちを入れてやって行こうよ、ってことでしょう。これまた、いま旬な、発言ではないかと思いました。

On Air オリジナル・サウンドトラック Part2

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