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連塾 方法日本II『侘び・数寄・余白~アートにひそむ負の想像力』松岡正剛(1)

連塾 方法日本II 侘び・数寄・余白 アートにひそむ負の想像力 (連塾方法日本 2)


「生涯一編集者であり続けたい(p149)」と松岡正剛さんは言っています。
調査、収集がハンパでないです。ありとあらゆる「知」を引っ張ってきては、つき合わせ組み合わせて編集し、「新たな「関係の発見」(p150)」を目指しているようです。

編集する、というくらいだから、そこには何らかの力が働いて、作用して、何かが何処かに動いている筈ですが、それ自らが動いて、動いているのか、それ自らの力を黙らせてしまって、動かす人が動かしたいように動かしているのか、言葉で説明すれば微妙な言いまわしの違いでしかないけれど、先へ行けば大きな違い。やはりここにも思想とやらが介在し、思想が編集する側を、動かしているのかどうなのか。とすると思想を動かしているものは何だろうか。人間だけが編集するとは限らないので、たとえば野に咲く小さな花々だって時間をかけて編集するのだろうし、それが野に咲く花々の思想だとすれば、いったい何のために?

それ自らの力を黙らせて動かしてしまうと、動かすのにより多くの力を必要とするから効率が悪いし、なにより思想のみに侵されてしまい、思想のための編集作業となってしまうから、あまりよろしくないでしょう。かといって完全に思想から切り離されたところで、それ自らの動きに任せてしまうなんて非現実的です。それ自らの動きだと言っているのは自分だけで、ありえないと思う。
だから現実的に編集するには、どれだけこちら側の思想を黙らせることができるか、待てるか、ではないかと。いまどきの編集作業は(ネットコラムとかそういうの)待ちませんが。
ひじょうに根気のいる作業ですね。一歩踏み間違えれば恣意的な罠に嵌ってしまいそうです。
松岡さんの場合は、やや京都寄り、文字の人寄りでした。けど、かなり待って、待って、搾り出してきた、「知」の一冊です。方法日本とは、編集日本と言い換えてもいいと思います。なんのための編集か、いわずもがな、大げさに言えば生き残るためでしょう。私は興味深く読みました。

松岡さんは日本の中心には「空」があると言っています。ちょうどこの本も中心は「空」になっています。宗教の教祖ではないし、預言者でもないし、占い師でもないので、「こうだから、こうしろ!」とは言わないのでしょう。ハッキリ言って欲しい指示待ちの読者には苛立ちの書であるかもしれないけれど、いっしょになって「空」をまさぐり、自分なりに自由に発想したい読者にとっては、おもしろい編集作業場に立ち会ったような臨場感です。
また中心を「空」にすることで、読者の立ち位置を問わない、開放された場となり、各自の興味、専門において、各自が転用、応用して引き出せるという作りになっています。読んで終わり、あ、分かった、という本ではないです。自分なりに自由に発想して活用する一冊だと思います。どんどん活用して欲しいのじゃないでしょうか。私はこれから容赦なく誤読して(笑)記事を書く予定です。

連塾 方法日本II 侘び・数寄・余白 アートにひそむ負の想像力 (連塾方法日本 2)

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