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チョ・ヒョンジェ/キム・テヒ『九尾狐(クミホ)外伝』着地点を探ったままに


見えないものを見ては空想し、お話仕立ての伝説として後世に遺せるのは人間だけでしょうか。
狐の話です。Wikipedia の九尾の狐によれば、小説、漫画、ドラマ、映画、ゲームとすでに九尾狐はたくさんの物語のなかで語り扱われているようす。子ども向けの昔話のなかにも狐はよく出てきますね。西も東も狐はよく登場します。
だいたいのセンは決まっている場合もあるだろうし、ない場合もあるだろうし。この素材、伝説を、どう空想し、物語として焼きなおしていくのか、そこがオリジナル。よほど狐は人間たちに語り継がせるほどの魅力を具えているらしく、いったい狐のどこに惹かれて人間たちは物語をこしらえてしまうのか、伝説は本当かどうかはともかくとして、気になる、語らずにおれない、フシギだなあ、と思いつつ・・・。

(あらすじ)韓国に古くから伝わる九尾狐の伝説をもとに、人間と九尾狐の決して叶わぬ恋の物語を描いた、「天国の階段」のキム・テヒ×「ラブレター」のチョ・ヒョンジェ共演のラブ・ファンタジー!人間に紛れて静かに生きていた九尾狐族だったが、ある密売の現場で人間の刑事に姿を見られてしまう。存在を知られたため、彼らは目撃した刑事を殺そうとするのだが…。
※もっと詳しいあらすじkoreadepart
2004韓国KBS
出演 : シヨン(キム・テヒ)/ミヌ(チョ・ヒョンジェ)/ムヨン(チョン・ジン)/チェイ(ハン・イェスル)/サジュン(オム・テウン)/ラン(パク・ジュンソク)


手触りは、まるで仮面ライダーでした。
中途半端なアクションと脚本、演出、演技などが着地点を探ったままに(ストーリーじゃなくて)、どっちつかずに終わっています。九尾狐の伝説を現代の感覚まで引き寄せて、そこにドラマらしいメロディアスなタッチを加えようとしているのだけれど、全体的に、作っている側が、そもそも伝説を信じていなくて。もちろん脚本内でも何度かアタックしています。それはたんなる伝説でしょう? こんなこと世間に知れたらバカ扱いされる、だれも信じないよ、と。ドラマと今現在のさかいめを埋めようとして努力しているさまが見て取れるけど、それは脚本内の言葉の上だけの作業であって、ドラマ全体が信じていないようすでした。だから俳優さんたちの演技もそのとおりの出来となっていて、熟考、黙考、思慮フンベツ、そういった無言の演技が度々出てきますが、ただシリアスに苦しい表情をして見せている、そんな印象で、とくにムヨン役のチョンジンさん(Shinhwa)が苦しそうでした。

唯一、伝説を信じていたのは、キム・テヒさんです。
彼女の演技は素晴らしかった! このドラマの出演によってキム・テヒさんは、2004年KBSドラマ・アワード最優秀新人女優賞を受賞しています。ソウル大卒の、美人ですね。韓国ドラマ『天国の階段』でみたときには恋仇に大きな目をひんむいてキーッとなる女性を演じていましたが、『九尾狐外伝』ではガラリと変わって、こまかな心の動きを丁寧に演じ、体の動きもリアルでした。

リアルでない話をリアルに、みている人の感情のひだに触れて何事かの音を鳴らしてくれる、やはり、俳優さんたちの演技力があってこそです。
このキム・テヒさんの熱演に導かれていくように、ドラマは半分みた辺りから面白くなっていきます。

さきほど仮面ライダーみたいだと書きましたけど。
仮面ライダーのよいところは、白も黒もいえない混沌とした時代性をよく表しているところだと思います。なので子どもがみると消化不良を起こしかねない!? と私は思っていて、子どもは安定した場所で、安心して悪をやっつけたいものじゃないかなあ、と。だれが敵で味方なのかハッキリしない状況で、でも状況的には戦わざるをえないという、そういう分かりにくさが、なお仮面ライダーをマニアックな物語にしています。昔のそれは、ぜんぜん違っていたのに。いつの間にか変わっていました。

そしてこちらの『九尾狐外伝』も、なぜか同じことがいえるのです。
狐が人間のなかに混じって生きているという設定が、仮面ライダーとどこか通じ合うものがあるのかな。敵も味方も入り混じり、不安定で混沌としたまま、話がいつどこで、どっちへ転んでいくのか分からない面白さがあります。
うまいヘタで言うと脚本はヘタだと思うんですけど、カチッとハマッていないというか・・・、それが逆に、ハマッていないだけに、不意打ちをくらって面白くなります。着地点を探ったままに終わる、むしろそれが面白い、こういうのもアリじゃないかと。

んー、でもなんとなく、もったいない感じもしていて・・・。

狐を出してきたのに謎めいた感じがセリフじゃなくて、画として表現されていないところが、とくに。千年狐に重みがないというか・・・、

あとちょっと思ったのは、狐は人間に寄生していると、人間の肝臓を喰らわなければ生きていけないのだから、人間よりも下だという話が出てきますよね。だから狐は人間に負い目を感じているのだけれど。しかし、人間だって家畜を喰らって現実、生きているわけで、どちらが上で下かと言えないような気もしていて。その意味(視点)では対等ではないかと、人間も狐も。「寄生している」と人間に言われたら、「人間の真似をしたのさ」くらいの皮肉も、あっても、よかった!?

この視点では人間が下ですね、能力的には狐が上だから。人間が、一方的に狐を恐れている、という図になります。その辺から謎めいた感じを出せるのじゃないかと思ったり。ワイヤーで吊って跳んでみせなくても、人相を変えたり消えたりしなくても(あってもいいけど)、もっと根本的にシンから謎めいて恐怖だというふうな雰囲気を作って、どうしても狐どもを退治しなければ人間がヤバイと持ってくればどうなったのか(もちろん人間内にも狐は混じっているヨ)。狐内の反対派を出してしまったことで、とりあえず整理して、よい狐とわるい狐に分けてしまったことが残念です。派閥として分けないで個人の素質や生い立ちなどから個々人を繋げたり、ぶつけたり、した方が、雰囲気も作れるし、ドラマも盛り上がり、より分かり難くなって(笑)よかったのじゃないかと思ったりしました。
なんというか、このままだと、人間対人間の戦いとそう違わないというか。狐である必要性を感じないです。伝説が活かされていない感じがしました。

と、私の勝手な妄想は止まらないですが、、、

唐突ですが、チョ・ヒョンジェさんについて。

キム・テヒさんほどではなかったけれど、ヒョンジェさんの演技もよかったです! がんばって演じておられました。楽観的な男っぽい役でした。恋人のキム・テヒさんとのやりとり、押していいのか引いた方がいいのか、でも僕は押したいから押す、というふうな、心の動きが伝わってきて、ホッとしました。

ちょっと遠慮してた!? キム・テヒさんに。
本音的に。

ああ余計な妄想が止まりません><

いろいろと書きましたけど、
『九尾狐外伝』の場合は、着地点を探ったままに、カチッとハマらないままに、情で流し込んでいく感じがオリジナルで、このドラマの良さなのだろうと思いました。独特な雰囲気でした。

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